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沖縄の本「小説」この13冊がおすすめ。読みあさった私が紹介

私は「沖縄のリピーターでマニアです。過去には移住経験もあります。そんな私が実際に読んだ沖縄本の中でも小説(歴史マンガ含む)13冊を厳選してご紹介。沖縄初心者、おきなわ好き、移住したいくらい沖縄病になっているあなたも要チェック!!

沖縄の本「小説」。初心者はこの3冊

沖縄の本でも「小説」ならこの2冊がおすすめです。

①カフーを待ちわびて /宝島社/原田マハ

これは田舎の沖縄らしさ、方言も存分に書かれているライトな恋愛小説です。“読みやすい”という点もポイントです。

最初は図書館で借りましたが、今は購入して手元においています。疲れた時にも癒される本です。

 

②風のマジム/講談社文庫/原田マハ

沖縄でのことを語った実話の小説です。一契約社員から女社長になる28歳の女性の成功ストーリーで、短足犬でも有名な南大東島(純沖縄)産のラム酒を造ろうと奮闘するまっすぐな姿に心打たれます!「風の酒」を造りたい一心です。

この本に出てくる「数々の言葉や情景描写」にあなたも沖縄を感じて癒されること必至です。私も疲れた時に読み返したくなる小説ですが、原田マハさんの小説はどれも嫌味なくスラスラ読みやすいので、特におすすめです♪

 

③でいごの花の下に /集英社/池永陽

これは図書館で表紙の風景に惹かれて手にした1冊で、個人的には「女性の強さと沖縄らしさ」が伝わってきて、結末までドンドン読み進められました。また、この著者の言い回しなど、その文体はサラサラと非常に読みやすく、堅苦しさが一切ないのも魅力です。調べてみると口コミも良かったです。

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沖縄の本「小説」。旅行気分にひたれる3冊

①ポロメリア /幻冬舎/Cocco

Amazonより引用:
過去も未来も愛してるけど、“今”が要らないんだ―。朝一番グランドの隅っこで校舎の4階から飛び降りた私は地べたに転がって、まだ生きている。その花の香りと、二度と戻らない日々の記憶。アーティストCocco、初の小説。 

「感性」が豊かで繊細過ぎるCoccoさんだからこそ書けた小説なのでしょう。

③遠くて浅い海 /文藝春秋/ヒキタクニオ

この物語は「完璧!面白かった」「キラキラ切ない」という良い口コミと「あんまり・期待し過ぎた」という口コミに別れます総じて高評価の小説です。私の感想としてもけっこう良かったです。

 

沖縄の本「小説」。長編だけどグイグイ引き込まれた4冊

①サウスバウンド /角川書店/奥田英朗

この小説は学生運動など難しい内容が子供目線で書かかれている直樹作を受賞した本で東京と沖縄での興味深いドタバタ話です。
「グイグイ引き込まれるさぁ~!」という感想が多数なのもうなずける超・傑作小説だと思います。私はつい睡眠をけずってまで読破してしまいまいました‥。
沖縄の離島ならではの大らかさ、気構えの無さ」といった魅力的な南国気質も随所に書かれていて、気分はまさにうちなー在住者でしょう♪ 私欲やメンツにこだわる、時間に忙殺される、と“幸せそうに見えない現代人”が考えさせられる小説だと言えます。 

 

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画像引用元

⇑ こちらは別バージョンの表紙。帯に表現されている言葉にワクワクしませんか?

沖縄移住なんてしたくなかったお姉ちゃんの“物欲がなくなった”発言やイキイキと行動的になった様子は、まるで過去の私を見ているかのようです( ;∀;)。

 

 

②メタボラ /朝日文庫/桐野夏生

マジにヒヤヒヤしたさぁね、でも楽しくもあり傑作長編さぁー!」が正直な感想です。
人に話せない過去を持つ主人公と無邪気で底抜けに明るい相棒、共に若い男性ですが、その波乱万丈な人生劇には目を見張ります。最後まで引き込まれっぱなしであなたもドンドン読み進めることができる小説本でしょう。

沖縄の問題、ネット自殺、ネグレクト、非正規労働者の日常、といった当人以外には薄くしかわからない現実も淡々と描かれていて、沖縄の暮らしを通して大変学べる長編傑作小説だとも言えます。

ラストは一見救いがある様な、いやそうではない様な‥、と読者1人1人がイメージできる様になっています。

 

③ホテルジューシー/角川文庫/坂木司

↓ この本は、沖縄の「独特な街並み・異国情緒の雰囲気」などの描写が的確過ぎる小説本です!

18歳でしっかり者の女の子が「初めての沖縄」にカルチャーショックを受けたり惹かれていく傑作小説です。
超てーげーなゲストハウスで日々ゲストを迎えながら繰り広げられる毎日の奮闘ぶり、ちょっとしたミステリー、心あたたまるアットホームなシーンなど‥、あなたの心にドンドン入ってくる内容であること間違いなし!
本島(内地)のリゾートホテルでは経験できなかったであろう南国の地でのひと夏のアルバイトは、何事にも代えがたい経験だと思いました。沢山の人に経験してもらいたいほど♡。

沖縄の本「小説」。ちょっとディープな面を見たい人向け2冊

①あたしのマブイ見ませんでしたか /角川文庫/池永永一

↓ この本は寓話と現代文学がキレイに合わさった作品「カジマイ」の他に、沖縄出身の著者が作り出した少しセンチメンタルな8つの物語収録です。ちょっとホラー要素も個人的には感じます。背筋がゾクっ。
また、心地よい毒気が感じられる本でもあり、沖縄の人ならではの表現(「風」など)が独特で印象に残ります♪いつも感じますが、池上さんの作品には沖縄らしさ(あたたかさ、ゆるさ、たくましさ、おおらかさ等)を随所に感じられるのでおすすめですよ~。

②十津川警部オキナワ /角川文庫/池永永一

↓ この本はミステリー小説の中でアメリカ軍の問題や米軍関係者が起こした事件が日米の地位協定によって捜査困難になるなど、迫力の社会派トラベル・ミステリーです。ちょっと色々と詰め込んで書きすぎたかな?という印象も少しあり、結末にモヤモヤを感じる人もいそうですが、沖縄文化のことも垣間見れます♪ 内容の割に軽く読めるのは魅力的ですよ~。

 

沖縄の本「歴史小説・マンガ」ならこの3冊

最後に沖縄の独特な歴史について書かれた、読みやすい小説・マンガを3冊ご紹介します。

①テンペスト 第1巻 /角川書店/池上永一

これは琉球王朝の最期の激動の時代を描いた大人気小説です。琉球王朝に思いをはせるのも良し、オキナワに行きたいという思いを強めるのも良し、という長編大作だと私も思っています。

圧倒的な口コミ数からもこの小説の魅力が伝わります♪ 私はこの著者の書く沖縄の小説をいくつか読みましたが、どの本も沖縄のさまざまな情景がパっと目に浮かぶようで、移住気分に浸れると感じています。

 

 

②マンガ 沖縄 琉球の歴史

こちらはマンガで描かれたうちなーの「歴史」なので、当然初心者でもとっつきやすいです!

「時代の波に翻弄されてきた琉球」が、中国や日本相手に巧みな外交術で生き抜いてきたこと、苦労などもわかるでしょう。年頃になった私の子供にも読ませてみるつもりです。

 

 

③沖縄文化論忘れられた日本/中央公論新社/岡本太郎

この本はあの日本が誇れる芸術家・岡本太郎さんから見た「沖縄」が見事に書かれた小説です。ご本人は大変沖縄を愛されていて、深く沖縄を見ておられたということがうかがえます。じっくり時間を取って、是非あなたにも読んでほしいおすすめ小説本です。

沖縄の本「小説」は今も読みあさり中…


実を言うと沖縄の本の中でも「小説」はまだまだ読み漁っている最中です。私はいつも沖縄熱に浮かされている状態かもしれません。そのためこのブログにもドンドン「おすすめ本を追加」していきます。沖縄ファンは
こうご期待(^-^)。