日本人は海外と比べて「日本人は真面目すぎる」ため生きにくい国とも言われています。実際の海外との比較などから「日本人の真面目すぎる点」にフォーカスを当ててみました。あなたも「息苦しさ」や「生きにくさ」を感じていませんか?
「日本人は真面目すぎる」
あなたは自分のことを「真面目」や「真面目すぎる」と思いますか?また、日本人が真面目すぎると思いますか?
私は自分のことをずっと怠け気味だと思って生きてきました。しかし見聞きした情報、海外との比較から“日本人は真面目すぎる・・”に私も当てはまっていると気づきかされました。
日本人は真面目すぎてムリする傾向が強く、息苦しくて生きにくい国や社会だと感じる人も多いです。特に海外へ留学した人などからはよく聞かれる点ではないでしょうか。
日本人は真面目すぎる「努力中毒」
日本人は真面目すぎるゆえ、他国より「努力中毒」になりやすい。日本人が努力中毒におちいりやすい国民性だということは、最近の脳科学の研究からもわかっている。
・「あなたは努力が足りない」と言われればうのみにする
・頑張っている人をつかまえて「あなたは努力が足りない」と言ってしまう
日本は真面目すぎて「自殺率」も高い
日本人は真面目すぎて「深刻に捉えすぎる」傾向が強い。そのため、日本は裕福とで親切でキレイで暮らしやすい、と認識している人も多い中、先進国の中で「自殺率」が高い。
高所得国の中では4位。20~44歳の男性の死亡原因のトップが自殺、失業や病気、精神疾患などと発表されている。
日本で自殺が多い要因として、社会的なプレッシャーを強く感じてしまう点があげられている。
日本人は真面目すぎて「良くない方のガマン」ばかり
また、日本人は真面目すぎて「良くない方のガマンをしてしまう」とも言われている。
・ブラック企業でどう見ても理不尽な環境なのに「石の上にも三年」説を信じて心を病む
・親として仕事、育児を両立させないと、と気負ったり罪悪感を感じてしまう
・メディアでもてはやされるような「かっこよく素敵で完璧な人」、「周りのできる人」と自分を比べて引け目や罪悪感を感じてしまう
日本人は真面目ゆえ知らず知らず「気負い過ぎてしまっている」。
日本人は真面目「悪目立ち」が命取り?
また、日本人が真面目すぎるのは「悪目立ち」が命取りだと考えてしまう島国気質とも関係しているかもしれない。
日本人は真面目というより「周りの目」を過剰に意識してしまい、自分の一挙手一投足に気を遣ってしんどさを感じている人も多い。
この点は、他国に見られない“表情を隠せるマスク依存”の人が日本人に多いことからもわかるのでなないでしょうか?
・「まわりと同じように、そつなく暮らそう・・」
・「出る杭にはなりたくない、目立ちたくない・・」
・「悪目立ちしたらたたかれて生きていけない・・」
と日本人は真面目に生きないといけない、と自らに呪縛をかけているかのよう‥。
日本人は真面目すぎる「合理性や効率性が悪い」
日本人の真面目すぎて「合理性や効率性が悪い」ということも良く指摘されている。これは労働の面でもそうだ。
・日本人は真面目で安全圏で型通りのことばかりする
・日本人は真面目でマニュアルが大好き、で予想外のことに弱い
・1つの業務に時間がかかり過ぎ、無駄に労力を使い表情も疲れている
「働く人が持つ誤った価値観」は?
・全く自分のためにならない仕事、自分に合っていない仕事、むちゃくちゃな理論や要求の仕事で精神的に追い詰められてしまう
・どんな仕事でも“石の上にも三年論”を信じて心身を病んでしまう
・世界的に見ても丁寧すぎる日本の接客、それが当たり前になっていて少しでも丁寧な接客でないとイラっとしてしまう
・“ミリ単位の仕事”を自分にも相手にも要求し過ぎて過度に疲れてしまう
・楽しみながら仕事をするのは、遊んでいるようで罪悪感を持ってしまう
「電車で2分遅れたくらいで詫びのアナウンスが入るなんて日本人は真面目すぎる、正気なの?」
と来日して驚く外国人は多い。
・どの作業も手を抜かない
・度の作業も同じようなプロセスできっちりする
こういった日本人の仕事の生産性は他国に比べて低いと言われる。
全て真面目にこなしていても「合理性」や「効率」が良くないことがある。どこかに「余力を残す」ことは大切。
日本人が持ち合わせている「真面目さ/細やかさ」は素晴らしい反面、
・臨機応変に動けない
・ノリが無い
・ストレスでがんじがらめになっている
点は見直したい。
「ここまで徹底したサービスや規則、働き方が必要か?」と考える事が場合によっては必要。1人1人が疑問を口にするなどしていかないと厳しすぎて生きづらい社会は改善されない・・。
日本人は真面目「主婦」が特に苦しい?
仕事、家事、育児、介護と日本の主婦は真面目すぎて苦しい。日本の主婦は、現実的に見て心身共に他国より負担が多いと言われる。
日本の女性が家事に費やす時間は他国と比べると圧倒的に長い。しかも男性が家事に費やす時間は女性に比べて圧倒的に短い。
日本の父親が育児を手伝える時間もまだまだ短いことが下の表からもわかる。
単位:時間
引用:総務省統計局
・私が家事/育児などを負担しなきゃ
・私が素眠時間を削れば済む
・私が泣く泣くキャリアを中断すればいい
女性が社会で活躍できるように・・、一億総活躍!などと声高に叫ばれていても現状は難しいことがうかがえる。
核家族化 ワンオペ家事に育児
核家族化で仕事、ワンオペ家事、育児でもう限界・・
・お年寄りとの交流も少なく誤解や偏見から「今の家事は機械化されて甘えてる」と批判される
・未成年が被害者になる事件も増えていて気を張らないといけない
・まわりの女性の美容意識が高いから私もキレイにしないと・・とプレッシャーを感じてしまう
キレる不寛容な大人も多い
公共の場で「子どもの声がウルサイ」とキレる不寛容な大人も多い。
・日本の主婦は「これが普通、周りの主婦もしている」とキャパシティ以上にものごとを引き受けてしまう
・日本の主婦はどうしても家事水準を高く設定して行ってしまう
そんな日本の女性の幸福指数は低い・・。(DearBより以下を引用)
世界的にも恵まれていると思われがちな日本だけど、幸福度は51位で日米欧主要7ヵ国(G7)のなかでは最下位で平均スコア6弱なんだ。
GDPや寿命はトップ国に引けをとらないものの、他者への寛容さの面でスコアが低かったわ。
「おもてなし」の国と言われるけど、内面では寛容さに欠けていると思っている人が多いのかもね。
ほかにも幸福を感じにくい理由は、自然災害への恐怖、正規労働と非正規労働の間の給料格差、老後の社会保障への不安など政府が解決すべき問題が山積みなことがわかるね。
「7~8割でいいかな」と考えてみる
仕事、家事、育児、介護にボランティア等、時と場合によっては
「7~8割の仕上がりでいいかな?」と考えて行動してみる。
・「これまでの情報や常識」にとらわれない
・「多少の型破り」が功を奏すこともある
あなたが7~8割の仕上がりを目指すとその出来に“不満足”を感じるかもしれない。しかし、
・合理的、効率的と言えない“悪い生産性”
・ストレスをためて“周りの人から距離を置いたり距離を置かれる現実”
・ほとんど楽しめない心境
等からは離れられる。
不足分の30%は「発想力/行動力/スピードなど」他の部分でカバーする
時と場合によってはこんな働き方も有効だ。
「それぞれの妥協点、新たなやり方」!!
職場でも家庭でも、
・どれなら妥協できるか?
・どれなら新しい方法でできそうか?
・同じ方法をしてきたけど少し変える余地は無いか?
とじっくり考える。
また、「それぞれの妥協点」は異なるしそれは「時と共に変化する」。あなたも脱・真面目すぎる日本人(>_<)。